1 | CTCとCSCの活性を調べるための検査は、1回の採血(20cc)のみで行えます。 これは、「ONCONOMICS PLUS オンコノミックス プラス」という検査で、「(1)抗がん剤、天然成分の効果判定」と「(2)個人個人のがんの循環細胞の性格、病態」が分かります。これに基づき治療法が検討されます。 |
2 | 「ONCONOMICS PLUS(オンコノミクス プラス)」の検査結果に基づく治療のあと、約3ヵ月後にフォローアップ検査として、CTCの数が分かる「ONCOCOUNT(オンコカウント)」もしくは、CTCの数とCSCのマーカーを含む「ONCOTRACE(オンコトレース)検査」を実施することをお勧めいたします。 |
結果の目安 | 結果の数値がカットオフ値よりも高いと、がんが進行中であり、新たな治療を導入しなければ、転移・再発のリスクが高くなります。カットオフ値より低い場合、身体に優しい自然療法、栄養療法、免疫力の改善などで、がんの成長を食い止める治療が検討されます。これらが判明することにより、がん患者様の身体に無駄な負担をかけずに治療を行うことができます。 ただし、がんは手強いので、検査を定期的に実施し、常にCTCの数をモニターしていくことが必要です。 |
1の検査で治療法が確定するため、その後は2の検査を、一般的には、術後1年以内は3ヵ月に1度、1年後以降は半年に1度行う、といったように定期的にCTCの数をモニターしていくことが検討されます。
通常、化学療法や放射線治療では、2クール後の効果判定となりますが、フォローアップの検査を行うことで、CTCの数値が下がらず、もしも現在の治療で効果が上がらないようであれば、医師と治療方針について再検討できます。
がんは強敵です。様々な側面から捉え、効果的な検査と治療を取り入れながら自分自身で守っていくことが必要です。
この表は、代表的なアルキル化剤と言われる抗がん剤が、CTCとCSC細胞に投与された効果判定の結果です。シスプラチン、カルボプラチンなど典型的な抗がん剤を22種類使用しています。
表の上部に80%の線があり、欧米の専門クリニックでは、極力80%を超えた製剤を使用するとのことです。
検査では、他の種類の抗がん剤も検証されます。